日頃より当財団の駐車場をご利用いただきまして、ありがとうございます。
当財団は、昭和63年に筑波研究学園都市における都市交通の円滑化と交通機能の充実を図ることを目的として設立され、平成24年4月には一般財団法人となり、新たに各種の公益目的事業にも取り組んでおります。
筑波研究学園都市は、研究施設の建設をスタートに市街地が形成され、現在に至る50年以上が経過する中、都市活動がさまざまに展開され、近年はつくばエクスプレスの開業によりこの“つくば地域”は着実に更なる発展を遂げており、TXつくば駅を含むつくばセンター地区周辺は、都市機能とりわけ交通機能の拠点となっています。
当財団では、このつくばセンター地区において地域の皆様やご来訪の皆様の駐車需要に応えるため、駅最寄りの「南1・うみとりくの駐車場」をはじめ7つの駐車場(約3,900台収容)を運営管理しており、年間累計180万台と、たいへん多くの皆様にご利用いただいております。
これら各駐車場の運営管理にあたりましては、ホームページによる混雑状況の表示や周辺道路における案内表示、また混雑時の誘導など、ご利用の皆様の使いやすさの向上に努めますとともに、駐車場の建物・諸設備につきましては、定期的な診断や計画的な修繕を実施することにより、皆様に安全、安心、快適にご利用いただけますよう取り組んでいます。
また、公益法人として努めるべき公益目的事業としましては、まず交通関係の取組みとして、県立美術館・市立図書館などの利用促進のための駐車場利用料金の割引や、つくば市と連携した交通関係の基礎調査、同市への交通安全施設のための寄附などを行っております。
さらに、「まち育て」の取組みとして、つくばセンター地区、研究学園駅地区において市民の皆様の様々な活動を促進するための中間支援機能を果しており、併せてこれらフィールドワークの実績をもとに調査研究を積み重ね、市民の皆様の活動支援のためのノウハウの蓄積を進めています。
具体的には、つくば市への寄附については市民の皆様の様々な地域活動への助成のためにも活用されており、また文化創造活動を支援されている公益財団法人への寄附はセンター地区での音楽祭を始めとした地域の活力を高める諸活動に使われています。
さらに、研究学園駅地区における、駅周辺を中心とした市民の皆様によるまち育て活動への支援や、つくば地域の豊かな自然を楽しみ、学び、守り、育てていこうという里山クラブなどの活動による大規模緑地の市民協働での維持管理の仕組みづくりへの支援も行っているところです。
このほかセンター地区における憩いの場&ギャラリースペースの常設、夏の七夕・冬のイルミネーションやランタンアートなどの各種イベントへの参加、タウン情報の発信、さらにはぐるめ冊子の製作・駐車場ご利用者への提供も行っており、こうした様々な取組みや活動を通して、地域の皆様とご一緒に“つくば”をより魅力あるまちにしていきたいと考えております。
そして平成30年6月1日、おかげさまで当財団は創立30周年を迎えることができました。
これもひとえに皆様のご支援・ご愛顧のたまものと心より感謝いたしております。
私たちは今後とも、皆様方により快適に駐車場、賃貸施設をご利用いただけるよう、職員一人一人が安全・安心とサービス向上を心掛け、日々業務に取り組んでまいりますとともに、地域の皆様の市民活動への支援などを通し、皆様に喜んでいただける財団となるよう努めてまいります。