4月8日(日)に里山散歩を開催しました。
暖かくて、森の散策にぴったりの季節がやってきました。 葛城の森でも新芽が芽吹いたり、虫たちが動き出したりして春が始まっています。
今回の里山散歩では、そんな「森の春」を探しに行きました。
芝生のエリアで見つけたのはタンポポ。
タンポポにはたくさんの種類がありますが、この日は大まかに在来種のタンポポと外来種のタンポポの見分け方を教わりました。
外来種は総苞(そうほう)という花の下の部分が反り返っていて、在来のものは反り返っていないのだそうです。

左が在来種、右が外来種の総苞の特徴を持っています。
在来種と外来種が交雑したものもあり、見た目だけで100%区別することはできないそうですが、大まかに見分けるだけでもタンポポを見る目が変わりますね。
この日はシロバナタンポポも見つかりました。 こちらは在来種で、西日本ではよく見られる種ですが、初めて見たという方の方が多いようでした。

九州や四国では「タンポポは白」という人も多いそうです。
雑木林のエリアではオオムラサキのお話を聞きました。
エノキの根元で越冬していたオオムラサキの幼虫は、暖かくなると動きだし、餌となるエノキの葉をめざして幹を登ります。
と、いうお話を聞いていたら、なんと!
ちょうど登っている幼虫を見つけました!
10年以上オオムラサキの保護活動を続けているインストラクターの皆さんでさえ、見るのは初めてというほど珍しい光景に、参加者の皆さんも大盛上りでした。

エノキの木を登るオオムラサキの幼虫
新年度が始まって最初の里山散歩でしたが、初めて参加された方も多く、とても賑やかな会となりました。
今後の活動は、
4月24日(火) 植生ボランティア
4月29日(日) 「春の森で里山クラブ交流会」(要・申込み)
です。
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