1月17日(日)に里山散歩を開催しました。
テーマは「冬芽の観察とオオムラサキの幼虫探し」でした。
葉が落ちた木でも枝や冬芽をよく見ると特徴があり、木の種類を見分けることが出来ます。
今回はトゲの有無や枝の太さなどから樹種を見分けられるチャートをお配りして、観察しながら歩きました。
大小さまざまな冬芽をひとつずつじっくり観察していると、葉っぱも花もなく見るものがあまりないと思いがちな冬の森が、観察対象の宝庫に様変わりします。
1メートル進むごとに枝を見ながらみんなでチャートをたどって樹種を探すので、なかなか前には進めず…最後にはインストラクターの方に「オオムラサキの観察をする時間が無くなりますよ!」と言われてしまうほど熱中しました。
オオムラサキの幼虫はエノキの木の根元の落葉の裏で越冬しているので、根元の葉っぱを新聞紙にとりわけて、1枚ずつ裏を見て探します。
2~5名ほどの小グループに分かれて、グループごとに1本の下を対象にしてエノキをチェックしたところ、4頭のオオムラサキを見つけることが出来ました!
確認が終わった落葉は、幼虫がいたものもいなかったものも、すべて元の場所に戻しておきました。
この小さな茶色い幼虫が、春には緑色に変わり、葉っぱをたくさん食べて蛹へと成長します。そして、夏には美しい紫の羽で森の中を飛び回ります。
1年のうちでオオムラサキの成虫が見られるのは夏のほんのわずかの間です。
そんなオオムラサキの成長過程を観察していくのは、とても楽しみですね♪
里山散歩は毎月1回第2日曜日に開催しています。
次回は2月14日です。
詳細は葛城里山クラブ会員メールにてお知らせいたします。
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